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January 15, 2011

底が抜けた。疏水、そして麻生三郎展(京都近代美術館)

Sosuihuyu結局、雪にはならなかった

閑かにあける朝に期待をしていた土曜日

冬になると
蹴上発電所の動きが閉ざされ
夷川ダムの水門が開かれる

疏水がつくりはじめられて
坂本龍馬と同年生まれの北垣京都府知事が工事を発令してから130年近く
水抜きの間にそこここで補修が続くのかも知れない

魚たちはどこへ行くのか
鳥たちは餌場を失う

明治維新、天皇が東京へ
日本の首都が移ってからまもなく、京都はえらいことになった
すべてが引き算、何もかもが左前
50万人近くの人口も20万人近くに落ち込んだ

「あきまへんわ」ってカンジだったのである

時のリーダーは、考えた。不景気をどうやて改善するのか
それは「日本ぜおー」初の巨大公共工事を京都に呼び寄せる

琵琶湖の水を京都へ引いてくる
なんと大胆な発想

太閤秀吉さんも考えたアイデアらしいのだけど

不景気の時に何をして抜け出すか、維新の新しい発想
その時京都知事は40代だった

ーーーー菅さんの新しい内閣、決して若くはないーーーー

水だけじゃなかった
疏水が引かれて、発電が開始され、産業が勃興し
市電が走り始める、その後、上水道も整備される
近代化が京都からはじまって行く

  麻生三郎の絵、時代と呼応した個人的は筆致
  個人的でありながら時代への憂いがあふれていた
  頭で考えたことを心が食いつぶしてゆく
  そんな筆後がキャンバスに暗く沈む

琵琶湖の水を運んで来る疏水のおかげで明治以来100年あまり京都は渇水を経験していない

疏水のわきに作られた美術館にも次から次に名作がかけられる

飢えの対極。アートの反対側のキワ

どこかで何かの底が抜けた昭和を通り越してもう23年になる
平成も、底がぬけたまま、幸せを追っかけているような

閘門を閉めてからじゃないと疏水の水面は高くならない
麻生三郎の絵もいつまでもおぼえてはいないだろう

水道の蛇口をひねれば
水が出る
ありがたい

シベリアからの寒波がぼけぼけ日本をふるえあがらせにやって来た?
雪は降らなかったけど新聞記事も雲の流れも


なんかサッブイです

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